新NISA。
TVでもネット上でも、お得ですよ、やらないのはもったいないですよ。と宣伝されている。
私も2023年、数ヶ月、前のNISAをやって、解約した経緯がある。
理屈はわかる。
よく聞くキーワードはオルカン。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
この記事を書いた当時の話。ざっくりとしたイメージで見てください。
こちらは1年のグラフ。
約一年前に買っておけば、ぐんぐん価値があがり、これだけ増えました!的な画像が下。
一年だけでも32%も増えたの?!すごいね!
と単純に思う。
でも、それは絵に描いた餅。
価値が上がっているだけで、お金が増えたわけではない。
宝くじや馬券でいうと、当たっても、払い戻しをしてお金に替えて初めて「お金が増えた!」になる。
宝くじや馬券だと、「その券の価値は1万円分なので1万円と交換します」だが、証券や信託は違う。
今日は、1万円の価値でも、明日は5000円の価値になるかもしれない。
上のグラフの図を見ると「ずっと増えてるから大丈夫だろう」と思いますよね。
でも、そうなの?と。
私もかつて、グローバルソブリンという投資信託をやっていた。
昔からあって、「どれがいい?」と聞いたら、とりあえず的に紹介されるほどわりと有名だったと思う。
その当時7600円ぐらいだったが、今はこんな感じ。
仮に持っていたら、持ち続けたら増えますよと言われたとことで、元本。戻ってきたか確認するのも怖い。
そもそも、それ自体が価値が上がっているかと下がっているかと。
今、みんながNISAで買ったものを売るときのことは考えているだろうか?
日本の年齢層、20ー30代、50ー60代 とざっくり分けた場合。
積み立てる総量は、50ー60代は期間が短いから少ないだろう。
でも、先に、50ー60代が売るわけで、値段が下がると私は思っている。
そうなると、20ー30代が60代になって、売るときには値段が下がっているのでは?と。
結局は、チキンレースなのでは?と。
みんなが収めている年金。
年金は運用されていて、株式やら、債権やらで利益をだして、それをみんなの年金のお金にしている。国が運用してくれている。
国もやってるけど、みんなもどうぞ。でも自己責任だよ。と。
チキンレースに負けても自己責任 と言われているようで、私はNISAをやめた。
たしかに物価があがるので、「ただの普通預金」では、相対的に価値が下がっているのは理解していますが。
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